天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

この子、怒っても可愛いなあ……


なんて悠長な事を思ったのは一瞬の事で、すぐにこれはヤバイと俺は思った。


この状況で女の子から責められるとしたら、それはもう痴漢に間違われたに決まってるわけで、常日頃俺が恐れていた状況だ。


もちろん俺は痴漢なんてした事はないし、これからもしない。
いや、ほんとうに。


したくないかと聞かれれば、ちょっとあれだけど、したいと思うのと、実際にしちゃうのとでは天と地ほどの違いがあると思うんだよね。