天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

『ううん、私こそごめんなさい。本当は元気なんです。夕べ眠れなかっただけで……。だから、サボリと同じなんです』


「眠れなかったのは、もしかして、その……」


麻衣ちゃんが眠れなかったのは、俺を想ってなのか!?


それを麻衣ちゃんに聞いてみたいと思ったが、照れ臭くてなかなか言葉に出来ずにいた。すると、


『そうですよ?』


俺がまだ肝心な部分を言わない内に、麻衣ちゃんはそう言った。