休日明け


『はいっお土産〜♪』




私は学校で幸江、咲人にお土産をあげた。
大久保くんの分は優哉くんに渡して、大久保くんに渡してもらうように言った。




李苑には帰ってからあげる予定。




「わぁ〜水族館行ったのー?」


幸江は水族館のマークが描かれた袋を見て言った。


『うん!』


「良いな〜、じゃあ遠慮なくいただきま〜す♪」


幸江はお土産のお菓子の缶を開け、パクパクとクッキーを食べはじめた。




「誰と行ったんだよ?」


『え?優哉くんとだよ?』




ピシッ……




「へー…俺聞いてないんだけど?」


咲人はこめかみをピクピクと動かし、引き攣る笑顔で言った。


『なに?咲ちゃんも行きたかったの?』


「そういうんじゃなくてな〜。」


咲人は頭を抱えてハァーとため息をついた。