「え?あー、俺と姫華は付き合ってるんだよ。」




……………………………。




「…………は?」


「あ゙…………。」


俺の中で時が止まったかのように頭が停止した。


グギギっと音が鳴りそうなくらい首を回しながら瀧野を凝視した。


瀧野はすでにそそくさと教室を出ようとしていた。




ガシッ


「瀧野…?どういうことか説明してもらおうか……?」


俺はきっとこの時言葉では言えないくらい怖い顔をしていただろう。


目がギンと冴え、頭に血が上っていたのだから。


「た〜す〜け〜て〜(泣」


俺は瀧野の襟首を掴み、ずるずると教室の外に引きずっていった。


「どういう事か説明してもらおうか?(黒笑」


俺はニッコリと笑いながら瀧野に問い掛けた。


「いや〜なんと申しましょう〜」


瀧野は目をキョロキョロと泳がせ、冷や汗を流した。