従姉弟の李苑は姫華の義弟になった。




李苑とも幼なじみの俺は、李苑の姫華への想いに気付いたのは小学校高学年の時だ。




あの時の李苑には吃驚した。




俺に宣戦布告してきたんだから。




李苑はとっくに俺の気持ちに気付いていたんだ。




「堂々と勝負しよう」って言ってきたよ。




そして俺達以外の男から姫華を守ろう。
そうして李苑と男の約束をしたんだ。








ある朝、学校に着き姫華と瀧野と話していた時、教室の扉が開いた。


入ってきた男に見覚えがあった。


確か同じバスケ部の岡野優哉。


なんでコイツが姫華に挨拶しているんだ?


知り合いなのか?


俺は姫華と岡野を交互に見ながら頭に?を浮かべた。




「で、結局お前ら何繋がり?」


俺は疑問に思ったことを聞いた。