「それではおじさん、おばさん、お邪魔しました。」


「あら、帰るのね。」


「はい。」


「夜遅いから気をつけて帰るんだぞ。」


「はい。でもすぐそこなので。」


咲人の家は私達の家から歩いて3分くらいのところにある。




『咲ちゃん帰るの〜?』


「おう。」


『明日苺ミルクキャンディー忘れないでね。』


姫華はニヤッと笑った。


「分かってるって。」


咲人は最後にもう一回両親に挨拶をすると、鞄を持って私達の家を後にした。










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