あっ、さっちゃんが顔を上げて2人が見つめあってる。




キス?




キス!?




私は2人を凝視しながら生唾をゴクリと飲んだ。




「はいはい。邪魔になるからこれ以上は駄目〜」


『わぁーッ待ってよぉーッ』




陽奈都は姫華の襟首を持ち、引っ張った。




『さっちゃぁぁぁんッ』


私は引っ張られながら2人に手を伸ばした。








後日談


無事付き合う事になった幸江と秀樹は初日でキスしたとか。




ん〜、やっぱり最後まで見るべきだった。




幸江はその時を思い返しているのか夢心地に浸っていて、戻ってくるのに時間がかかった。




とにかく2人がくっついて良かった。




今度Wデートとかしたいな♪




優哉くんに言ってみよ♪




恋のキューピッドの役目はしたかどうかは……分からないけど、無事カップル誕生したんだもん。




終り良ければすべて良し。




うん。




そういえば、優哉くんとの勝負は1点差で私の負け。




惜しいなぁ〜




『何がいい?』




って聞いたら




『デート。』




だって。




私は破顔し、優哉くんに抱き着いた。






***