「ねぇ…僕達何してんの?」




ボソッ
『しッ!…静かにして…。』


私は人差し指を口元に持っていき、陽奈都くんを静かにさせた。




私達は今草むらに隠れている。




視線の先は……




「いつから俺の事好きだったの?」




「え…//去年からだよ//」


「そうなんだ。」




そう。今良い雰囲気を醸しだしている幸江と秀樹。




体育倉庫の裏で話しているのをたまたま見かけて、邪魔しないように草むらに隠れているのだ。




邪魔しないようにさっさと立ち去れば良いのになんて言わないで。




好奇心には勝てないのよ。



ボソッ
『キャーッ抱き合ってるーッ』




大久保くんはさっちゃんを抱きしめていて、さっちゃんは幸せそうな顔をしている。




なんかお姉ちゃんを取られた感じだなぁ〜




まぁ幸せなら良いんだけどね♪