−*初カレ*−

陽奈は手当てが終わると、ジャージを持ってベッドがある所へ行き、カーテンを閉めた。




あっ、ジャージのTシャツが落ちてる。




私はTシャツを拾い、陽奈が着替えているカーテンを少し開けた。




シャッ




『陽奈ちゃん、Tシャ……。』


「…………。」


『え?え?』






そこにいたのは






胸が無い






陽奈の姿……。






「はぁ……見られたか……。」


『陽奈ちゃんって貧乳なの?』


「はぁ?んなわけないだろ。」




あれ?




口調がちょっとおかしい??




それに声が少し低くなったような……。




「見て分かんない?」


『え?』




陽奈ちゃんはカッターシャツを全部脱ぎ、喉を指した。




喉仏…?




あれ?




男の子?




陽奈ちゃんが……男?






『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??』