「姫華は?」


『……優哉くんが好き////』




優哉は眩しいほどの笑顔で「ありがとう。」というと、私を力いっぱい抱きしめた。




私も優哉の背中に手を回し、ギュッと抱き返した。




『咲ちゃんとりっちゃんは幼なじみと義弟。それだけだよ。』


「……うん。」


『もちろん2人共大事だし、特別。』


「……。」


『だけど優哉くんは私にとって大好きな彼氏。それだけは絶対に変わらない。』


「姫華……。」


『大好きだよ…優哉くん。』




優哉に抱きしめられながら唇が重なった。




最初は触れるだけ、そして角度を変えて啄むように…だけど優しく…包みこむように…。




『んっ……っ……ふ……』




たまに押し付け過ぎて歯が当たったり




初心者同士だから仕方ない。
それも拙い感じで愛しい。




優哉は遠慮がちに姫華の唇を割り、舌を入れた。




『……ぁ……んっ』




ヌルッとした舌触り




初めての感覚




優哉の舌が私の舌と絡まる。