《うん…グスッ……ゴホン。
で、どうして付き合う事にしたの?》


うーーーーん…。


『最初はこの年になって彼氏がいないのもなぁ〜って思ったんだけど、優哉くんがあまりにも一生懸命で真っすぐだから…私は、この人だったら私の事、大事にしてくれるだろうなって思ったの。』


《……そう。》


幸江はどちらかというと咲人の恋を応援していたので、ちょっとガッカリしていた。


《でもまぁ、姫華が幸せになってくれれば問題無いわ。
岡野くんが姫華を傷付ける事があれば許さないんだから!!》


『ふふ、ありがとう!!』


私達はそのあと世間話をし、電話を切った。






ピロリロリン♪




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TO:姫華
Sub:初メール!
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やっほー!
無事に帰れた?

今日はありがとう!!

あのさ、明日は一緒に
帰らないか?

返事待ってる。



優哉

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優哉くんからだ。


明日かぁ〜
部活休みなのかな?






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TO:優哉
Sub:Re;初メール!
――――――――――
メールありがとう。

明日大丈夫だよ!
一緒に帰ろう♪

これからよろしくね!



姫華

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私は送信画面を確認すると、携帯を閉じた。






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