『おっはよ〜』


「「「「おはよう〜」」」」




教室に入り、元気よく挨拶すると、皆が挨拶を返してくれた。




『優哉くん、おはよう♪』


「あ…おはよう…。」


『??』


私の方をチラッと見て、優哉は顔を背けた。




なんか優哉くん様子がおかしい気がするけど気のせい?






―ガラッ


「姫ーッ」


『ふぇ?』


咲人が走って教室に入ってきた。




「お前、俺の朝食べる予定だったハムチーズパン食べただろーッ」


『えッ…た、た、食べてないよ〜』


目がキョロキョロと泳いでいる姫華。




「嘘つけ。口端にマヨネーズ付いてるし。」


『えッ嘘ッ』


姫華は急いで手鏡を出し、口元を確認した。