「本当に…俺だけ見て欲しくて…狂おしい程好きなんだ…。」




好き過ぎて、どうにかなりそうなんだ。




姫が困るって分かってる…。




姫には彼氏がいるから無理だって…。




俺のことは弟にしかみてないって…。




『りっちゃん……。』


「俺だけを見てよ…。」




少しでも…
家族、弟、関係なく俺だけを見てほしい…。




こんな俺は我が儘かな?








『……ごめん。』




姫の小さな一言に、頭が真っ白になった。




こんなに好きなのに…




ずっと側で見守ってきたのに…




報われない……。