−*初カレ*−

椅子に座り口を開いた。


「11年だぜ?」


『…なにが?』


「片思い歴…。」


『え゙っ!?』




ってことはりっちゃんが3歳の頃から…




そんな昔から!?




『気付かなかった……。』


「姫は鈍感だからな。」


『鈍感じゃないし〜』


姫華はぷぅと頬を膨らました。




「でも…スッキリした…。」


『え?』


「告ったから。」


『りっちゃん…//』


今更ながら姫華が赤面した。




告白されることに慣れてないからだ。




「俺、姫に彼氏なんて認めねーし。」


『へ!?』


「それに気持ちバレたから、これからは積極的にいくから。」


李苑はニヤッと妖しく笑い、姫華の頬にキスをした。




『りっちゃんっ//』


姫華は李苑の額をペシッと叩き、プイッと顔を背けた。




りっちゃんが義弟でよかった…。