−*初カレ*−

耳が赤い……。




りっちゃんって昔からお礼言われると照れるよね。




私は李苑の半歩後ろでクスッと笑った。




料理を机に持っていき、「いただます」と言ってから食べはじめた。




『美味しい〜♪』


姫華は顔を綻ばせ、料理を美味しそうに食べた。




「ちょっとちょうだい。」


『いいよ。』


私はフォークでクルクルっと一口分取ると、李苑の口に持っていった。




『口開けて?』


「…///」


『あ〜ん?』


「…パクッ///」


李苑は照れながらも姫華から食べさせてもらった。




『美味し?』


「うん…。」


『だよね♪』


姫華はニコニコしながらまた食べはじめた。