−*初カレ*−

「冷たくて気持ちー…。」

『ふふっ♪』


私は微笑すると李苑の髪に指を絡めた。




指通りがよく、光に反射してキラキラと輝いている。




私は李苑の髪を撫でながら目を瞑った。








私は眠っていたみたいだ。




目を開けると隣に李苑が座っていた。




私は李苑の肩に頭を預けて寝ていたらしい。




『りっちゃん、肩ありがとう。』


「あぁ。」


李苑は姫華に微笑みながら頭を撫でた。




時間を確認すると、13時を回っていた。




『お腹空いたね。』


「どっか入るか。」


『うん。』


私は返事をして立ち上がり、パンフレットで場所を確認した。