「ふふっ。」


その光景にお義母さんは微笑みを浮かべた。






そして日曜日。




空は快晴。




窓から光が差し込む。




李苑に動きやすい格好で待ってろと言われ、服に着替えていた。




今日は少し暑いから、花柄のチューブトップに白のショートパンツ、デニムジャケットを羽織り、いつでも上は脱げるようにした。




斜め掛けの小さなバッグを肩にかけると玄関に向かった。




『お待たせ。』


「おう。」




李苑の服装は黒いVネックの上にグレーのカーディガン、細めのデニムにベルト、首元にはクロスのチョーカーをつけた格好をしていた。




『どこ行くの?』


「内緒。」


『??』


私は頭を傾げつつも、李苑についていった。




電車に乗って30分。




着いた先は―…




『遊園地?』


「おう。」




家から一番近くて人気のあるネズミーランド。