「わかった〜。おにいちゃんのこいびとだったらしかたないねぇ。」


奏哉はシュンとしたが、顔をあげた時は可愛い笑顔を見せてくれた。




「またあそぼうね!!」


『うん!!』


私は優哉の両親と奏哉くんに手を振り、家を後にした。








私達は手を繋ぎ、月が照らす道を歩いている。




『今日はありがとう。』


「あぁ。俺の両親騒がしかっただろ?悪かったな。」


優哉は頬をポリポリ掻きながら苦笑した。




『ううん。明るくて優しい両親だね!!奏哉くんも可愛くて良い子だったし♪』


「奏哉の最後の言葉には驚いたな。」


『うん。3歳の男の子に求婚されるなんて思わなかった。』


「ハハッ(笑」


私達はお互い顔を見合わせ笑った。


「でも、ちょっと嫉妬したかな。」


『え…?』




嫉妬?




なんで?




「姫華、ずっと奏哉と遊んでるし。」




もしかして……