−*初カレ*−

『お腹空いたでしょ?早く行こ♪』


「うん、いくー。」




私は奏哉を抱き上げ、優哉とリビングへ行った。




食卓には優哉のお父様らしき人が座っていた。




「紹介するわね♪この人は夫の拓哉よ♪」


「よく来てくれたね。ゆっくりしていくと良い。」


『はい。ありがとうございます。』




私達は席に座り、手を合わせた。




「いただきます。」


「「「「いただきます。」」」」




食卓に並べられたのはチキンカレーだ。




福神漬をたっぷり乗せて食べた。




美味しい…。




チキンがホロホロしていて、スパイスが効いてて凄く美味しい!!




奏哉くんは小さなスプーンで一生懸命食べていた。




『お母様、凄く美味しいです!!』


「姫華ちゃん?今なんて言った?」


『美味しいです?』


「その前。」


『お母様?』


「私の事ひぃちゃんって呼んでって言ったでしょう〜?」


『え?;;』


私は顔が引き攣った。