−*初カレ*−

隣では「あちゃー…」と言いながら頭を抱えてる優哉の姿が。




『えっと…優哉くんのお姉さんですか?』




見た目からして20代かな?




「あらっ姫華ちゃんたら♪優哉、私お姉さんだって♪」


『??』


「……。」


優哉は頬を引き攣らせて女性を見ている。




「コレ、俺の母親…。」


優哉は女性を指差しながら言った。




『…………え?』




えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!??




『お母様ですか!?』


「うふっ、そんなに若く見える〜?」




だって、ヒラヒラの花柄ワンピース着て、フリフリのエプロン付けて、髪は二つ結びしているし、顔はちょっと幼さが残ってるけど綺麗だし……。




世の中こんなに綺麗で若いお母さんがいるんだね……。




「一応言っとくけど、母さん今年で40歳だよ。」


『…………。』




私は開いた口が塞がらなかった……。