『エヘヘ。優哉くんとお揃いなの♪』




ピシッ……




またしても咲人は姫華の言葉に固まった。




「へー可愛いじゃんっ」


「……俺があげたストラップは…?」


イルカのストラップを付ける前は、咲人から貰ったストラップを付けていた。


『あぁ!それならお家に保管してあるよ♪』


「そう…。」


「相馬…どんまい…。」


幸江は咲人の肩をポンッと叩いた。


「うっせぇ…。」


咲人はブスッとしながら幸江の手を振り払った。


『??』


姫華は幸江と咲人の行動に?を浮かべていた。








放課後になり、皆部活へ行ったり帰宅したりと思い思いの時間を過ごす。


私は今日も宏ちゃんのお手伝いだ。


まぁ簡単なお仕事だけど。




―ガラッ


『宏ちゃーん、来たよ〜』


私は職員室の扉を開けて、宏介の机のところまで行った。