体がいうことを聞かない。 立ち上がろうと すればするほど 私のお尻は重くなる。 先生… やっぱり離れるなんて 無理だよぉ……… また涙が溢れる。 どうしていいのか わからなかった。 ━すき━ 私はほんまに ほんまに小さい声で 呟いた。 先生に聞こえないように。 ━だいすきです…先生━ 聞こえていないはずの 私の言葉… なのに先生は 手をギュッて… 握り直してくれた。 私の気のせい? それとも偶然? もしかして 聞こえましたか? 先生…