「では、自己紹介で、前に出て
一人一人名前を言ってもらおうかな」


「では、始めに青木さん」


「はい!!」


制服が歩いてるかのような、小さな女の子だった。


自己紹介後は、クラス皆から、拍手をされ、青木さんは、少し
照れくさそうだった・・・


「ハイ!次!」 


「井上さん」・・・・・「上野さん」・・・・・「江口さん」・・・


そろそろ、私の番・・・


「ハイ!次の人」     


「金さん」


『私だ!!!』   「ハイ!!」と、立ち上がった瞬間!

周りが、騒がしかった。

「クスッ・・クスッ・・・」笑い声も聞こえる・・

???  「なんや?何か笑われる事したか?」

首をかしげながら教壇の方に、進んで行った。


『金 美令(きん みれい)です。宜しくお願いします。』

と、小さいながら 前に座ってる

クラスメート達に挨拶した。


しかし、拍手は無く、笑い声しか聞こえなかった。

「変な、名前~~」 と、一人の男の子が、言った瞬間、

我慢してたのか、 ”ドッ”と皆が笑い始めた。

「えっ??私の名前おかしいんか?」
と思い、自分の席についた。

「ハイ!静かに!!」  「では、次の人」・・・