声のないamor

私達はしばらく海岸に座っていた


不意に耳に冷たい感触がした

…?




横にいる彼が、私の耳に貝をあてていた

「いい音だろ?」



…本当ね。

波の音が聴こえる…



私は目を瞑り、しばらく聴いていた



「帰ろう」
目を開いた私にそっと声をかける

『えぇ。』