NIGHT MOON

「……ホストか…面白そうな仕事だな。金も入るし今よりマシな生活が出来るかもな」



「お金に困っていらっしゃるのですか?」



「あんたには関係ない事だ。余計な事言うんじゃねーよ。俺はただ金が欲しいだけだ。金になんて困った事はない」



「それじゃウチで働くんですね」



「ああ」



「じゃさっそく店の方に…」



男が先に歩き出すが
康平が止める。