《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

「え、えっ!?」



「――オレが陽菜にそう
命令したんだから、キミは
素直に従えばいいんじゃ
ないのかなぁ?

ご主人様に尽くすのは、
奴隷の使命―――違う?」



ざわと作ってるみたいな、
高めの声。



けど舐めるような言い方と
キラリと光った瞳が、
思いっ切りあたしを
ゾクッとさせる。

……こっ、怖いぃっ(涙)



「わわ、わかりましたっ、
やります!」



やっぱ拒み続ける勇気がない。



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