《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

あたしが傍に寄ると玲斗は
満足そうに頷いて、次に
こんなことを言った。



「次の仕事まであと1時間
ほど余裕があるんだ。

ってことで、とりあえず
マッサージでもしてくれない?」





―――――は?




思わず目が点になるあたし。



……えーと――マッサージ
って―――なんで?



「どうしたの?

ボーッと突っ立ってないで
返事は、陽菜?」



「え? 

あ、でも……えっと……」



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