だけど、悪夢はそれだけ
じゃ終わらなかったんだ。



楽屋に戻ったあたしに、
玲斗のマネージャーが

『玲斗があたしを呼んでる』

って言いに来て。



あたしはビクビクしながら
彼の楽屋に行った。



もちろんあたしのダメっ
ぷりをなじられるんだろう
って、それはわかってた
けど……。




―――あぁ、そこから先は
もう思い出したくもないや。



鍵をかけられた楽屋で。



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