《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

玲斗の指が、あたしの体の
敏感なとこに触れて。



あたしはビクンと背中を
のけ反らせて、ますます
玲斗の拘束にはまってく。



「ど、奴隷は放免って、
さっき言ったじゃない……!」



「言ったよ。

それは約束だったからね。

だから今夜――改めて、
キミを捕まえたじゃない」



「え?」



捕まえた?


って――どーゆーこと?





……混乱するあたしを
見つめながら、玲斗が
そっとあたしの首筋に
指を伸ばす。



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