《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

からかうような口調。



あたしは頬が熱くなるのを
感じながら、



「――仕事をくれたことに
関しては感謝しなきゃって
思うから」



「ふぅん、そう。

それじゃあ――オレにも、
ご褒美ちょうだい」



「えっ…………!?」



何? って思う間もなく、
次の瞬間あたしの体は
玲斗の腕の中。



強引に上を向かされて、
激しく唇を重ねられた。



「んんっ………!」



え――ちょっと待って。



なんでよ? もう、言い
なりになるのはおしまいでしょ?



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