☆☆☆☆☆
部屋に着くと、玲斗はもう
そこにいた。
｢待ってたよ、陽菜｣
甘いマスクがやんわりと
ほほ笑む。
……なんでそんなに優しい
顔で笑うのよ。
こんな夜に卑怯だ――
なんて、あたしはつい
そんなことを考えた。
玲斗は部屋の奥に進むよう
あたしを促して、
｢おいで。
賭けの勝敗を決めよう｣
｢……………！｣
あたしはトクンと胸を
鳴らしながら恐る恐る中に
進み入った。
_
部屋に着くと、玲斗はもう
そこにいた。
｢待ってたよ、陽菜｣
甘いマスクがやんわりと
ほほ笑む。
……なんでそんなに優しい
顔で笑うのよ。
こんな夜に卑怯だ――
なんて、あたしはつい
そんなことを考えた。
玲斗は部屋の奥に進むよう
あたしを促して、
｢おいで。
賭けの勝敗を決めよう｣
｢……………！｣
あたしはトクンと胸を
鳴らしながら恐る恐る中に
進み入った。
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