《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

なんて呼べばいい?
この感情を?



ねぇ……教えてよ、玲斗……。



「ふ……あっ……!」



玲斗の指が、あたしの体の
信じられないようなとこに
触れてる。



もうさっきから、漏れ出る
声を押さえることもできて
なかった。



「そう……もっともっと感じて。

その声、その顔――覚えて
おくんだよ」



またそんなこと言ってる。



きっとムリなのに。



もぉ頭ン中グチャグチャの
ドロドロで、今自分が
どんな顔してるのかなんて
わかんないよ。



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