《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

今夜はヤバい。


直感的にそれがわかって、
あたしは身をよじった。



だけど玲斗はあたしが
もがけばもがくほど強く
体を押さえつけてきて、
どんどん自由を奪われてく。



「……逆らっちゃダメだよ。

陽菜はオレの“恋人”だろ?

これはレッスンでも
あるんだから」



低い囁きをあたしの首筋に
落として、また唇を這わせて。



いつの間にか指先は服の
下にもぐり込んで、じかに
あたしの肌に触れてた。



「あっ、ん………!」



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