《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

「な、何を……っ」



恐怖に凍りついた体から、
必死で声を絞り出す。



だけどユウキはそれを
バカにするようにケラ
ケラと笑って、



「まだそんなかわいこ
ぶってんの?

いーかげん調子狂うから
やめろって」



「か、かわいこぶって
なんか……!」



「ハイハイ、清純派で売り
たいなら、それでいいからさ。

な――よかったらオレとも
取引しよーぜ?

音楽界じゃオレだって
ソートーのもんだろ?」



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