《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

あぁ、テレビで見ること
しかなかったユウキが、
目の前にいるよぉ〜っ。



「かっわい〜♪ 
超緊張してるって感じ?

そんなに緊張しなくても
大丈夫だぜ?
オレら別に怖くないから〜」



ユウキの口調はそれこそ
歌ってるみたいに軽くて、
あたしはまた別の意味で
ポカンとしちゃう。



と、マネージャーっぽい
男の人がたしなめるような
口調で、



「ユウキ、お前はまた
そんなこと言って。

せっかく挨拶に来て
下さったんだからきちんと
話しなさい」



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