《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

そう思ったから、今の
疑問をそのままストレート
に突きつけた。



玲斗は一瞬だけ目を丸く
した後、フッと軽く息をついて、



「今さらそんなことが
知りたいんだ?」



「あ、当たり前です!

だってそもそもあたし、
こないだのCMの仕事だって
ちゃんとできてないのに……」



それが今のあたし達の関係
を作ったきっかけだった
はずなのに、こんなの
わけがわかんない。



「ああ、あの仕事?

あれは陽菜はもういいよ。

別のコを用意して近々
撮影しちゃうから」



「えっ!?」



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