《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

「何? ずいぶんと怖い顔だね。

“恋人”に会ったって
いうのにもうちょっと
嬉しそうにできない?」



(やめて。

もういいよ、その言い方は)



「教えて下さい。

どうしてこんなことするん
ですか?

どうして、あたしにPVの
仕事をくれたんですか?」



ここに来るまでなんて
言おうかずっと考えてた
けど、結局まわりくどい
言い方なんてあたしにはムリ。



どうなるかわかんない
けど、単刀直入に聞くのが
きっと一番いい。



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