《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

結局それ以上は何も
言えずに、あたしは
黙り込んじゃう。



その後すぐエレベーターは
振動もなく止まり、玲斗と
あたしはフロアに降り立った。



廊下なのにフワフワの絨毯
敷きで、やたら広い。



ってゆーかよく見たら先の
方にはドアがひとつしか
なくて、廊下っていうか
ホールなんだって気づいた。



(まさか、この部屋だけの
専用階ってこと……?)



あぁ、またしても凡人には
アリエナイ世界との遭遇。



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