あたしの旦那は執事さん!?

次の日、あたし達はおじいちゃん家の教会にいた。ドレスに着替えて、化粧をして、準備をする。
式がもう少しまで迫ってきた時、
トントンっ!!
「萌花っ♪おめでとー♪」
「へっ!!?」
顔を見なくったって誰だか分かる。絶対来てくれないって思ってたのに…。
「優月…っ!!」
「萌花ぁ…。ごめんねっ!!優月はやっぱり萌花が好きだよっ♪」
親友の暖かい言葉があたしの涙腺を弱くしていく。
「泣くなってっ!!ね?」
「うん…。」
でも、やっぱり、涙は溢れて止まらなかった。