「お帰り。優由っ。智之君。それと、萌花チャン♪」
少ししわがれた声がして、あたしはなんだか、懐かしい感じになった。
「ただいまっ♪お父様。お元気でした?」
へっ?お父様?って事は、あたしのおじいちゃん?
「萌花チャン、わしを覚えてないかのぉ?萌花チャンは2歳までここにいたんだよ?」
「ごめんなさい…。あたし、覚えてないんです。」
あたし、2歳までここにいたわけ?有り得ないしっ!!
「そうか。まぁしょうがないわな。萌花チャン、着替えをしてきなさい。今から、お帰りなさいパーティーをするからのぅ。」
パーティー?知らないよ。あたし、どうしたらいいの?