「…かっ?萌花っ!!」
んー。
あたしが目を覚ましたのは真っ白くてちょっぴり消毒液臭い場所だった。
「目覚めたか?」
えっ!?陽太…?右手を見ると手を固くつないであたしを心配そうに見る陽太目が合った。
「ここどこ?」
「萌花チャンね、倒れてたから、病院に運ばれたんだよ?今先生呼ぶからね?」
陽太ひ優しく笑って頭をなでてくれた。