「えかっ!!もーえかっ?」
また、ぼーっとしてるって付け加えらるて、優月はあたしに笑い掛けてくる。
「ねぇ?優月…。今から言う事ちゃんと最後まで聞いて?」
「もちろんだよっ☆」
その返事を聞いてから、あたしは、優月に話をした。やっぱり、両親に話したのと同じで優月の反応を直視できずにいた。
「…。萌花?あたしは、イヤだからっ!!あたしは、16で母親とかないと思うからっ!!」
優月…?ひどいよ…。ううん。優月はひどくなんかない。だって、優月は正論を言ってるから…。でも、親友に認めてもらいたかったって言うのは、ワガママなのかな?
「優月、陽チャン待ってるからっ!!」
逃げるように、優月は席を立ってあたしのもとを去ろうとした。でも、
「待って!!」
優月の腕をつかんで引き留めようとした。でも、優月はあたしの手を振り払ってあたしのもとを離れていった。
平気だから、って思えば思うほど、つらくなって涙、溢れて止まらなかった。