2人きりになったあたし達はママのケーキを食べて、テレビを見ていた。
「なんか、緊張してきた。」
「あたしもー。」
なんて、陽太に賛成してみる。その後は会話が続かなくて、なんとなく気まずい空気が流れ始めた。「あ、あたしお風呂入ってこよーかな?」
沈黙を破りたくて、言っていた。
「じゃあ、俺もはいろっかな?」
へっ?
「じゃあ、先どうぞ?」
「イヤっ。いいよっ。」
へっ?ハテナがあたしの頭にたくさん浮かぶ。
「一緒に入るのー。」
「えっと…?普通に無理、無理っ!!」
全力で断っても、男の力にかなうハズもなく、半泣きの状態で脱衣所に連れて行かれた。