あたしの小さな体が チエに届く事はなくて。 でも 触れたら チエは戻ると思ったから あたしを押さえつける大人の指を 噛んで 転げる様にチエに近付いて 抱きしめた。 とたんに めまいがして 世界が回って あたしはその場に倒れた。 チエは、 目を覚ました。 だけど… そのとたんに 川に――… 川が――… チエを…… 『このッ人殺しぃッ!!』 忘れられない言葉と 引き換えに チエは あたしの元へ 二度と帰ってくることはなかった