まあ、不思議な事もあるもんだ。 深く考えるのは止めて、 出してもらった、やたら鮮やかな色のお茶を飲みながら窓の外を眺めた。 街の灯りが見えなくて、 広がるのは一面の星たちだけ。 ……いい立地だな。 俺も1人暮らしするんなら、 眺めのいい場所がいい。 そんで彼女をつくって、 いい感じに過ごしてみたい。 未来の自分に思いを馳せ、 いつまでもボーっと景色を眺めていた。