さっきまで、学校にいたはずなのに。 辺りにはテレビがたくさんあって、 どこか知らない家みたいな場所にいた。 「あれ、お前もあの女に殺されたの?」 一緒に呪いのビデオを見た友達が 1つのテレビの前に座っていた。 「何?ここ、死後の世界?」 「多分そうなんじゃね?」 軽い調子でそう言われて、 なんとなく俺も納得した。 呪われたんだし、しょうがないか。 そして俺も、 彼の見てる画面に視線を移した。