今日は特別な日だ。 だから今日の私は派手な化粧、派手な爪、派手な格好。 すべては貴方に会うために周りより目立つように あなたに見てもらうために今日の私は特別な私でなければいけない。 薄暗いステージに上がって楽器隊のセンターで ライトと注目を一点に浴びて必死に歌い続けている貴方に いつしかただのファンでなくて一人の女として見て欲しくなった。 …そして私も貴方を一人の男の人と見てしまっていた。 私と同じく派手な化粧、派手なピアス、派手な格好をしている バンドマンの貴方を。