その日からあたしはおませ集団の仲間入り! 漫画に出てくる男の子の話ばかりをしていた。 だんだん、男子と女子との間に壁も見えだして、異性として意識しはじめる年頃になった。 でも… あたしだけはちがった。 漫画のような恋愛を期待していて、現実の男子なんて全く興味がなく、誰に対しても自分の個性を思いっきりだしていた。