ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

「会っていかないの?」。

「いいよ。お兄ちゃんが頑張ってるの見れて、私も気持ちを新たにできたから。」。

奈月は立ち上がった。

その背後で、取材の男性が動き出していたが気付かないでいた。


「まさか、待ち伏せなんて…。」。

部室の外に先程のマスコミがいる事に杉山は苛立ちを感じていた。