お兄の一言で、生徒たちは賛成の声をあげる。 「ありがとう。生徒の中で秘書を選ぶんだけど、今年は誰を選べばいいかわからなくてね。僕が一番信頼を寄せる子にしたんだ。紹介するね」 瀬那さんがあたしの元にきて、エスコートされながらお兄の隣へ。 え、やっぱりこうゆう展開になっちゃう? 「僕の妹のまどか。彼女に王子の秘書を命ずる。もちろん拒否権はないよ。」 「よろしくね、まどかちゃん」 いきなり、秘書になれと言われ 拒否権は無し。 あぁ、あたしの高校生活はどうなってしまうのやら…